vol.9 プリント技法の選択肢

こんにちはーー

今日は衣類にデザインを乗せる、プリント方法についてご紹介していきます。

お家でもアイロンで柄を定着させられるフィルム等が売っているので、
そのイメージ等が強いのではないでしょうか?

アパレル業界でも主流な2つの方法を中心に、いくつかご紹介していきます。

シルクスクリーンプリントは別名捺染とも呼ばれます。
メッシュ状の版にインクを乗せ、1色分づつ細かな穴から手作業でインクを押し出すことにより印刷する方法で、一般的に最も普及しているプリント手法です。

模様を抜いた型紙やシルクスクリーン、彫刻をいれたローラーなどを使って、
染料を混ぜた糊料を布地にプリントして模様を出していきます。
デザインに合わせた穴を作り、穴の部分にだけインクが通るようになっているのでデザインに使う色数に応じて、製版が必要です。
小学校の頃図工でやった版画に近いやり方と言えば想像しやすいかもしれません。

この版自体を作るのにコストがかかりますが、量産に向いている上、
発色も良いため濃色に明るい色を乗せることも出来るので汎用性が高く、
最も普及している方法と考えられます。

person holding brown wooden board

ちなみにシルクスクリーンの歴史は古く、ヨーロッパにおける型染めの技法として生まれてから、
長らく染色の分野として発達してきました。
その後合成染料の発明によって、商業用等として広く普及していきます。
日本において合成染料が最初に輸入されたのは明治3年(1870年)ですが、
実際に捺染が始まったのは、明治17年頃(1884年)だと言われています。

インクジェットプリントはTシャツプリントのみならず様々な印刷分野で使用されています。
データさえあれば1枚から作成できる、小ロットに適した手法になります。

衣類(Garment)に直接インクを塗布して印刷するプリントをするので、
業界では”DTG(Direct to Garment)”などの名称で呼ばれています。
また、このDTG以外にも、数種類のインクジェットマシーンがあります。
近年は版を必要としないデジタルプリントへの移行が進んでいます。
また、消費地近くでの短納期・少量多品種生産による需要が高まっていることも、
インクジェットプリントの普及への後押しとなっています。

イメージとしては、普通のプリンターで紙に印刷するのと近いです。

COREAGEはインクジェットプリントを主に採用しています。

COREAGE L/S TEE INKJET+EMB Light House/ Black – COREAGE (コアエイジ)|大人が気軽に着られる都会的なアメカジをベースにしたカジュアルブランド
COREAGE L/S TEE INKJET+EMB Light House/ White – COREAGE (コアエイジ)|大人が気軽に着られる都会的なアメカジをベースにしたカジュアルブランド
インクジェットプリントは、プリント面に刺繍を施すことも簡単で、
デザインの幅を広げることが出来ます。

上記がメジャーなプリント方法ですが、以下のようにたくさんの方法があります。

[ 染料プリント ]白もしくは淡色生地に染料をもちいた捺染プリント
[ 顔料プリント ]濃色生地に生地色より淡い色を載せる捺染プリント
[ ラバープリント ]ゴム系樹脂をもちいた顔料プリントで伸縮生地に対応
[ フロッキープリント ]フロッキーシートを用いて圧着する起毛プリント
[ ラメプリント ]細かい金属箔をちりばめたプリント
[ グリッタープリント ]さらに細かい金属箔を顔料に混ぜ込んだプリント
[ 発泡プリント ]顔料に発泡剤を混ぜて加工し加熱して膨らますプリント
[ 蓄光プリント ]バインダーに蓄光原料を加えた暗所で光るプリント
[ 植毛フロッキープリント ]パイルと言われる短い繊維を静電気を利用して垂直に植え込む手法
[ オパールプリント ]薬品を使い綿の繊維を溶かすことで柄を表現する手法
[ 箔プリント ]金銀など箔を熱で生地圧着する手法

様々な種類のプリント方法の中から素材・デザインにあったものを選んで作られていきます。

プリントの方法を意識すると、また作り手の意図やこだわりを解釈することが出来、
服を選ぶ・着ることが楽しくなるとおもいます!