こんにちはー
染める、ということについて考えたことってありますか?
服において、形・着心地は勿論ですが、
視覚的に最初に飛び込んでくるのは”色”だと思います。
様々な色の綿が栽培されている、というはずもなく、
”染め”という技術を使って再現されています。
染めるには、3パターンあります。
1つ目は縫製をする前に糸の状態から染める『先染め』。
2つ目は糸を布の状態にしてから染める『後染め(反染め)』。
3つ目は洋服の状態に縫製してから染める『製品染め』という方法です。
今回はここから『製品染め』について、
ピックアップしていきたいと思います。
製品染めとは?
先述の通り、生地を縫製し製品(Tシャツ等)の状態にしてから染色することを製品染めといいます。
製品に仕立てあげてから均一に染色することは難しく、
色ムラや濃淡が出ます。
大きく変わることはなくても、同じ製品でも一つ一つ違った色味になることが特徴的です。
あえて縮みやムラの出る選択をし、
量産性を感じさせずに風合いを感じるのが製品染めの良さです。
染めると言っても方法は一概ではありません。
当店、COREAGEで取り扱いのしているアイテムを一例にご紹介していきます。
14oz Crew Neck Sweat
14oz Crew Neck Sweat / White – COREAGE (コアエイジ)|大人が気軽に着られる都会的なアメカジをベースにしたカジュアルブランド
この4色展開のスウェットですが、元はホワイトから製品染めを行っています。
ホワイトも最後にはワンウォッシュ(洗い)を施しています。
まず、ライムグリーンとオーシャンブルーは反応染めで染色しています。
反応染めとは化学的な反応で繊維と塗料を染着させる方法です。
生地ではなく、繊維に対し染める分子的な染色で、
色落ちがしにくく、綿製品への染色には最も適しているとされています。
スミクロは顔料染めという方法で染色を施しています。
顔料染めとは中まで染み込ませるのではなく、
製品の表面に固着する染色方法です。
まず、顔料とは塗料とは違い、水や油に溶けることがありません。
色のついた細かな粒子を接着剤で表面に付着させているイメージです。
染み込んではいないので、色落ちがしやすいという点があります。
なので、ぱっと見ではわからない粒子である荒さと色落ちの風合いから、
ヴィンテージライクを再現することが出来ます。
こんな風に、同じ製品でも別の染法を用いて、
色ごとに風合いを変えることが出来るのも製品染めの魅力のひとつです。
他にも、よく耳にするもので言えば藍染めやインディゴ染め、
珍しく技術高いものだと酸化の作用を利用した硫化染め、
製品染め特有の特別感ある個性を出せるタイダイ染め・グラデーション染めなど、
製品染めであるからこその良さを様々な方法で引き出せます。
製品染めのアイテムを手に取った際には絶妙な仕上がりの違いと、
着続けていった先の違いを感じてください、!