こんにちは!✋
vol.2の今回は、前回に引き続きUSAコットンのお話をしていきます。
前回はUSAコットンって何で、どこがいいの?という点を掲載しましたが、
今回はCOREAGEでのUSAコットンのこだわりの部分をご紹介いたします♪
あまり洋服の出来ていく工程を考えることって多くは無いと思うのですが、衣類とは縫い合わせる布の前はもちろん糸で、COREAGEはその糸からこだわりを持っています。
我々が選んでるのは、ノースカロライナ州ガストニアに本社を構えるUSAコットン協会の重鎮、パークデール・ミズル社のBD糸というものです。
BD糸=空紡糸(くうぼうし)。これらは日本でだけの呼び方で、空紡糸と呼ばれるのが一般的。
アメリカと共通して、”オープンエンド糸”とも呼ばれる。
空紡糸の特徴としては、機械の遠心力によって短く太い繊維で紡績されており、糸の表面は強度が高く中心が空洞になっている為適度に空気を含み、独特なガサ感があるにもかかわらず毛羽や毛むらが少なくふっくらとしています。(vol.1でお話しした機能面の長所はここに理由があったんですね~)
この空紡糸は、80年代後半~90年代のアメリカで、ジーンズやTシャツによく使われていた糸です。
パークデール・ミズル社で紡績された空紡糸を単糸のまま輸入し、これをあえて愛知県の一宮市で撚糸の工程を行っています。
撚糸とは、つなぎ合わされただけの状態の糸を撚って強度を増させ、扱いやすくしていく工程です。
これをあえて日本でやる理由は、ズバリ日本の工場は品質が高く、緻密な糸を生産する技術の高いことが世界でも知られているからです。
糸を撚るときにかかる力が不均一だと、その糸で製品を編み上げた際に左右のどちらかの方向に歪みが出てしまうことがあります。
これを”斜行”というのですが、この斜行の防止と同時に風合いを微調節する為にも質の高い日本の工場で撚糸をしているのです。
硬くコシのある肌触りだが長く着るたびに柔らかさの増し、身体に馴染み独特な色落ちを含め自分だけのエイジングを楽しめるUSAコットンですが、その特性に基づき「ずっと愛着を持って大事にしてほしい=サスティナブル」につながることだと考えています。
料理をする時やレストランで食事をする時、産地がどこで、焼いたり煮たりと調理方法によって食感が変わるのと同じように洋服も素材とそのプロセスで大きく変わってきます。
デザインや着心地はもちろん、生産~着用のその先までストーリーあるファッションを楽しみましょう!👍